在宅ワーカーのための自作スタンディングデスク導入ガイド

ストレスフリー

在宅ワークを快適にする「スタンディングデスク」について、自作した経験を踏まえて導入手順を惜しみなくお伝えします。

在宅ワークの現状と課題

疲れた表情で机に座っている人

座りっぱなしによる問題

在宅ワークを始めた当初は、通常の座る机で仕事をしていました。

しかし、次第に問題を感じるようになりました

  • 1日中座りっぱなしによる腰痛
  • 肩こりの慢性化
  • 集中力の低下

通勤がないことによる運動不足

通勤風景

最大の課題の一つが運動不足

通勤時の歩行や階段の上り下りなど、普段何気なく行っていた運動が激減してしまいます。

私の場合、以下のような変化がありました

  • 1日の歩数が約7000歩減少
  • 基礎代謝の低下

スタンディングデスク導入のメリット

この状況を改善するため、スタンディングデスクの導入を決意。

立って仕事をしている人

実際に使用して感じたメリットは以下の通り。

身体面のメリット

  • 腰痛の軽減
  • 肩こりの改善
  • 基礎代謝の向上
  • 姿勢の修正

仕事面のメリット

  • 集中力の持続
  • 会議での発言が活発に
  • 仕事とプライベートの切り替えがスムーズ

市販品vs自作の比較

市販のスタンディングデスクを調査したところ、いくつか課題がありました。

左右から延びている手のひらに小さい地球儀が乗っかっている
  • 高価(5万円以上)
  • サイズが限定的
  • デザインの自由度が低い

そこで、自作を決意しました!

スタンディングデスクの作り方

設計図を見ながら作業している人

事前準備

1.作りたい机のイメージを固める

自分の理想に近い机のイメージをネットなどで探します。

私の場合は以下のようなデザインでした

スタンディングデスクのイメージ図

必須条件は以下の4つとしました。

  • ディスプレイの高さは目と同じ
  • キーボードは肘が直角になる高さ
  • 移動可能
  • 天板が折り畳める(移動の際にドアを通れるように)

2.設計図を作る

設計図のサンプル

材料は何が必要なのか」「木材の長さはどのくらいにするのか」などを決めるために設計図を作ります。

できるだけ精度は高い方が出来上がりも良くなりますが、最初のうちはざっくりで大丈夫

設計図を作るのが嫌になってやめてしまうよりは、多少失敗しても完成までいった方が達成感もあるし、失敗も含めてDIYなので楽しんだ方がよいです。

3.必要な材料を書き出す

木材を見て作業を開始しようとしている人
例えば
  • 天板用木材(1✕4) =10枚程度
  • 足用木材(角材)=15本程度
  • キャスター(移動用)=4つ
  • 折りたたみ式棚受け金具 =2つ
     (天板を折り畳める用にするため)
  • 木ネジ=多数
    (※板の厚みを考慮して長さを選ぶ)
  • ニス =4本程度
  • 塗料 =4本程度
    (木材に色を付けるため)
  • ハケ(ニスを塗る用)=2本程度
  • トレー =2つ
    (ニスやペンキを付ける時に出す器)

電動ドライバー電動ヤスリは、ほとんどのホームセンターで借りられるので、購入しなくても大丈夫です

4.材料の買い出し

陳列された作業用工具

材料は全てホームセンターで揃います
(木ネジ、ハケ、トレー、ニス、塗料などの小物100均にもあります)。

もちろんネットでも購入できますが、木材を必要な長さにカットするサービス運搬用の車の貸出作業場の提供なども大体のホームセンターで行っているので、まとめて終わらせたい場合ホームセンターに行ってしまうのが早いです。

ホームセンター内の作業場

頻繁にDIYをしない方や、車を持っていない方、家で作業したくない方などはホームセンターの活用をオススメします

作り方

1. 木材をヤスリで磨く

木材をカットしてヤスリをかけている様子

電動ヤスリを使うと効率的ラクです

2. 足用木材(角材)を組み立て木ネジで取付け土台を作る

3. 土台に天板用板(1✕4材)を取り付ける

木材どうしをネジで留めている葉数

4. 天板に水平器を置き水平を確認

工業的背景に置かれた高精度な水平器、金属製ケース、明確な気泡、職人の手

5. 足の先にキャスターを付ける

6. 再度、天板に水平器を置き水平を確認

7. ニスを塗る

 工房の職人が木材にニスを塗っているシーン、木目の質感と輝きを強調し、ニスが塗られた後の光沢をリアルに描写

8. ニスが乾いたら完成!

完成したスタンディングデスク
今回は費用を抑えるために天板用の板は1×4を使用しましたが、書き物をする場合は隙間がない1枚板がオススメ。

ニスを全体に塗るのは面倒なので、気にならなければ見えないところは塗らなくてもOK(気になってきたら後から塗ることもできるので)

自作メリット

多少手間は掛かりますが、それに見合うだけのメリットはあります。

身長に合わせた高さ調節が可能

完成したスタンディングデスク

市販のものは自分の身長にピッタリの高さがないことが多いため、必然的に昇降式を選ぶことになりますがグッと値段が高くなります。

その点、自作の場合は自分の身長に合わせて作ることができます。

満足感が高い

自分で作ったものが目の前にあることで、自信になり自己肯定感もUP

毎日見るたびにニヤニヤしてしまいます(笑)

完成したスタンディングデスク

この感覚は市販品では絶対に味わえません

自分で修理できる

自分で作ったモノなので、構造自分が世界で一番理解しています。

ということは、壊れた場合どうやって直せばよいのか自分でわかるということ。

修理できるという自信があれば安心して使えるし、もし使いにくい箇所があれば修正することもできます

完成したスタンディングデスク

導入後は

以下の点に注意して使用し、自分の使いやすいように改善していきます。

使用時間

  • 最初は1時間から始める
  • 徐々に時間を延ばす
  • 疲れたら躊躇なく座る

無理してやるより続けることが大事です

1日のうちの少しの時間でも立っていると、体を動かす機会も増えて調子が良くなってきます。

スタンディングデスクで作業している人

環境の最適化

  • 疲労軽減マットの使用
  • モニターの高さ調整
  • 正しい立ち姿勢の意識

使っていくうちにいろんな改善点が見えてきます

  • もう少し高くしたい
  • 足元にマットがあれば体への負担が減りそう
  • 姿勢を変えてみよう

自分に合った環境を整えていくのは楽しいです。

スタンディングデスクで作業している人達

運動との組み合わせ

  • 簡単なストレッチ
  • 昼休みのウォーキング
  • 立ちながらのエクササイズ

座っている時よりも立っていた方が、気軽に体を動かすことができます。

休憩も兼ねた作業の合間のストレッチがオススメです

湖畔でストレッチしている人

まとめ

  • リモートワークでの座りっぱなしは、腰痛・肩こり・集中力切れの原因になる
  • 通勤が無くなると運動不足
  • スタンディングデスクの導入は、慢性的な運動不足や肩こり・腰痛などの対策になる
  • 自作はコスト面・カスタマイズ性・満足でメリットがある
  • 長時間の使用は避け、徐々に身体を慣らしていくことが大切

ご自身の働き方に合わせて、より良い環境づくりを目指してみてください

完成したスタンディングデスク
シャリー

借金3000万を10年で返済し、純資産5000万円を形成。
自身の経験から、住宅ローンを早く返済して重圧から解放される人が増えて欲しいと思い、ローン返済の方法や節約・心地よく暮らすための情報を発信。

好きなもの:サーフィン、食べること
資格:FP(ファイナンシャルプランナー)3級、簿記3級、ネットワークスペシャリスト、システムアーキテクト、データベーススペシャリスト、情報処理安全確保支援士、応用情報技術者、基本情報技術者、ITパスポート

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