いくら節約したいからといって、医療費は削れないと思っていませんか。
実は医療費を抑える方法は意外とあるものです。
医療費控除を使う
年間で10万円以上医療費が掛かった場合、医療費控除という制度を使用することができます。
確定申告で書類を提出することで所得控除を受けることができ、結果的に医療費が安く済みます。
なお、診療・治療代の他に通院時の交通費なども含めることができるため、きちんと計算すると意外と10万円を超えている場合があります。
「控除額 = 支出した医療費の額 ー 保険金等の額 ー 10万円」
※控除額の上限は200万円。総所得金額等が200万円未満の場合は総所得金額等×5%。
夜間休日加算を避ける
診療する曜日や時間帯によって「夜間・早朝・休日加算という割増料金」が発生しているのを知っていますでしょうか。
「平日は仕事で行けないし土曜日はゆっくり寝たいから、病院に行くのはもっぱら土曜の午後」という方はぜひ明細を確認してみて下さい。
そこには夜間・早朝・休日分の加算がされているはずです(名称は多少異なるかもしれません)。
診療所の場合は「平日 18時〜8時」「土曜 12時〜8時」「日曜・祝日」に夜間・早朝等加算がされます。
調剤薬局は「平日19時〜8時」「土曜13時〜8時」「日曜・祝日」に夜間・休日等加算がされます。
つまり、同じ診療・薬でも曜日・時間帯が変わるだけでお金が高くなります。
ということで結論、病院や薬局には平日昼間か土曜午前中に行きましょう!
ジェネリック医療品を使う
薬局で薬をもらう際に「ジェネリック医療品を希望しますか」と聞かれることがあります。
ジェネリック医療品とは、新薬と同じ有効成分で品質、効き目、安全性が同等で、厚生労働省からも認可されている薬です。
新薬の特許が切れたことにより、開発費を抑えて製造できる分価格も抑えることができています。
ということで、同じ成分なら安い方を選ばない理由はありません。
かかりつけ薬局を決める
薬をもらう時には調剤薬局に行きますが、毎回違うところに行くより一箇所に決めてそこに通う方が実はお得になります。
薬剤師が患者に薬の説明や指導をする際に「薬剤服用歴管理指導料」というのが掛かるのですが、お薬手帳を持参して同じ薬局に3ヶ月以内に訪れた場合はこの料金が少し安くなります。
「病院から近いから」という理由でいつも違う調剤薬局に行くのではなく、例えば家の近くで良さそうな調剤薬局を見つけて薬はそこでもらう(かかりつけ薬局にする)と決めてしまいましょう!
空容器を持っていく
例えば塗り薬を処方された場合、何かしらの容器に入った状態で渡されると思いますが、継続して同じ塗り薬を使用する場合、空になった容器を持参すると薬代を安くしてくれることがあります。
返却した容器にその場で薬を入れてくれるというわけではなく、もちろん新しい容器で新しい薬はもらえるので、恐らくリサイクルか何かだとは思いますが、いずれにしても地球にもお財布にも優しいので気分も良くなるという効果もあります。
予防治療
これは直接的ではありませんが、長期的に考えると「そもそも病気にならないように普段から生活する」というのが一番医療費を抑えることに繋がります。
食べるものや、運動、睡眠などに気をつけるだけで体はだいぶ変わります。
自分の体をメンテナンスすることで日々の気分も高まって、お金も溜まっていくという好循環が生まれます!
[番外編]アプリ、LINEなどを利用する
調剤薬局で必要になるお薬手帳ですが、最近はアプリやLINEなどで対応している薬局が増えてきました。
昔は薬局に行くたびにお薬手帳を忘れてしまい面倒な思いをしていましたが、スマホにアプリを入れておけば忘れることなく、薬の登録もQRコードを読み取るだけです。
また、調剤薬局は意外と待ち時間が長く時間が掛かりがちですが、事前に処方箋を写真で撮って送信しておくことで薬の準備ができた時に連絡が来てから取りに行くこともできるので、時間を有効に使えます。
紙のお薬手帳は管理も大変で、長い間使っていないとどこにしまったのかもわからなるので、アプリへの変更をオススメします。
結果的に管理コストが減りお金のコストが減ることにも繋がります。
まとめ
病院に行くときは夜間休日時間帯を避けて、薬はかかりつけ薬局でジェネリック医療品を選択し、空容器を持っていくことで料金が安くなります。
おくすり手帳は紙ではなくアプリ・LINEを使うと忘れることもなくなります。
年間で10万円以上掛かった場合は医療費控除を使うことで結果的に医療費が安くすむことになります。医療費には交通費も含めることができます。
一番の節約は病院に行かないことです。普段から自分のカラダを意識的にメンテナンスしてあげることで、気分も良くなり病院に行く回数も減り自然とお金も掛からなくなります。
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