35年で組んだ住宅ローン3000万円を10年で完済しました。
FP(ファイナンシャルプランナー)である私が、実際に実行した完済方法を余すことなくお伝えします。
変動金利を選択
金利は大きく分けて変動金利と固定金利がありますが、金利の低さで変動金利を選択しました。
名前の通り金利が変わるリスクはありますが、私の場合は10年間金利は変わりませんでした。
仮に変わったとしても大幅にUPすることはない(変動幅の上限が決められてる)ので、リスクは低いです。
住宅ローン減税を利用
住宅ローン減税とは、年末時点でのローン額残高の0.7%の金額が減税される制度です。
0.7%と聞くと低いと思われるかもしれませんが、例えば3000万ローンの場合は21万円になります。
年末調整で還付されるので、それをまたローン返済に充てていました。
省エネ基準などの条件はありますが、対象の方は利用しない手はありません。
繰り上げ返済
完済には繰り上げ返済が一番重要と言っても過言ではありません。
私は最低でも毎年200万は繰上げ返済していました。
無理に思えるかもしれませんが、最初に繰上げ返済する額を決めて、月々の給料から天引きしてしまうことでなんとかなります。
なお、繰上げ返済には期間短縮型と返済額軽減型の2種類がありますが、期間短縮型をオススメします。
理由は期間短縮型の方が返済総額が少ないからです。
(返済総額よりも毎月の支払額を減らしたい場合は、返済額軽減型が向いています)
節約
繰上げ返済するためにはそのための資金を確保する必要があります。
節約というと窮屈なイメージがあるかもしれませんが、住宅ローン返済という明確な目的があると結構実行できます。
ゲーム感覚で取り組みましょう。
不用品を売る
でも節約だけでは限界があるよ
そんな時は不用品を売りましょう
家の中を探してみると要らないモノが結構あります。
- 高価な家電を買ったけど使っていない
- いっぱいあるけど履いていない靴
- 衝動買いしたけど着ていない服
- いつか売ろうと思っていた記念硬貨
- 昔集めていた野球カード
- 観なくなったDVD
- 使っていないスマホ、パソコン
- 読んでいない本、マンガ
- イベントでもらったけど捨てられない景品
挙げればキリがありませんが、まだまだ売れるモノはたくさんあります。
家の中をぐるぐる周ってみて下さい。
お金も入ってローンも減り、家の中もキレイになる、いいことだらけです。
完済後の世界をイメージしてモチベーションを保つ
繰上げ返済したとしても数年・数十年はかかる作業なので、やっぱりモチベーションが下がる時もあります。
そんな時はローンを完済した後の世界をイメージして下さい。
月々の返済が無くなった時のことを想像すると楽しくなり、また頑張ろうと思えます。
数字で実感する
仮に繰上げ返済できなかったとしても月々の返済は自動的に行われるため、数字上では確実にローン額が減ります。
1年に1回銀行から届く明細や、ネットバンキングなどで確認できるローン額が減っていくのを見るのは、自分の成果がカタチになって見えるので実感できます。
ゲーム感覚で楽しみながらやりましょう。
住宅ローンの借り換えをする
住宅ローンは金額が大きいため、少しでも金利が安くなれば返済額がかなり変わってきます。
生涯で支払う額が数百万減るケースも。
これは決して無視できない金額です。
借り換え手数料などを差し引いてトータルで安くなる場合は、なるべく早い段階で借り換えをすることをおすすめします。
まとめ
- 変動金利を選択
- 住宅ローン減税をフル活用
- 繰り上げ返済
- 節約
- 不用品を売る
- 完済後の世界をイメージ
- 数字で実感
- 借り換えを検討
これらを実践し、楽しみながらモチベーションを保っていきましょう。
続けていれば必ず終わりはやってきます!
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