歯医者に行ったことがきっかけで、白砂糖を食べない生活を6年間続けることになりました。
その結果、肌ツヤが良くなり、便秘が改善され、太らなくなる、など自分の体調が整っていくのが実感できました。
6年間試行錯誤してたどり着いた、実践方法からオススメの食べ物まで余すことなくご紹介します。
きっかけ
引っ越した先でたまたま通うことになった歯医者で、まず最初に実施されるのが「サリバテスト」というものでした。
このテストは、唾液を採取し虫歯リスクを調べるというものです。
唾液の量や菌の数が数値化されて結果が出ます。
これに加えて普段の食事回数や歯磨きの回数、歯磨き粉のフッ素使用状況などいくつかアンケートにも回答し、虫歯の数なども調べられました。
この歯医者は、虫歯をの治療ももちろん行っていますが、それよりもできる限り歯を削らず予防治療で健全な歯を保つという方針だったので、急に夜中に歯が痛くなって眠れなくなることや虫歯の治療で痛い思いをしたくない、という私の考えと一致していました。
結果をみて愕然
サリバテストの結果を見て愕然としました。
顕微鏡でみた菌の状態を見せてくれるのですが、一緒に受けた人と見比べて菌の数が圧倒的に多かったのです。
そもそも、自分の口の中にこんなに菌がいると思うとショックが大きく、何よりも気持ち悪さを感じました。
当然なんとか改善したいという気持ちがその瞬間から芽生え、どうすればよいのか先生に教えてもらいました。
食事の回数が5回と多かったので3,4回に減らすとか、フッ素量の多い歯磨き粉に変える、などいろいろ対処方法はあるのですが、少し意外だったのが「シュガーコントロール」でした。
虫歯にはミュータンスという菌がいるのですが、この菌は砂糖を餌にして酸を作りそれによって歯が溶けます。
その他にラクトバチラスという菌は、口腔内が不潔になると増え虫歯の進行を促します。
これらの菌を増殖させないためには、砂糖を摂取しないことが最も重要ということでした。
ここから私のシュガーフリー生活(砂糖なし生活)が始まりました。
6年間続けた結果
シュガーフリー生活を6年間続けて、大きく変わったことが3つあります。
- 肌ツヤが良くなった。糖分を摂りすぎると糖化という現象が起こります。これは肌の老化の原因の一つにもなっており、砂糖を摂取しないことにより現れた思わぬ結果の一つでした。肌の手入れをするより手間も掛からず、スキンケア商品を買う必要もないのでお金も節約でき、時間とお金が手に入るという効果もありました。
- お通じが良くなった。これも思わぬ結果の一つでした。糖は腸の働きを悪くさせる作用があるらしく、砂糖をやめた結果快便生活になりました。心身ともに快適な生活を手に入れることができました。
- 体重管理がラクになった。比較的、人よりも食べる量が多く摂生していないと体重が増える傾向にあったのですが、砂糖断ちをしてからいくら食べても体重が急激に増えるということがなくなりました。たとえ一時的に増えたとしても、すぐに元の体重に戻るようになりました。体重管理が劇的にラクになります。
ルールが簡単
オススメする理由の大きな一つに、ルールが簡単というのがあります。
スーパーなどで販売されている食品の裏を見ると、必ず原材料が記載されています。
そこに砂糖と書いてあるものを避ける、これだけです。
今はお菓子も新作が次々と発売されて食べるものにも悩みますが、甘いお菓子はほぼ砂糖が使われているので、逆に食べるものに悩む時間がなくなります。
選択肢が限られることによって、買い物の時間も短縮できてストレスが減ります。
オススメ砂糖なし食品
原材料を確認するようになるとすぐに気づくと思いますが、意外といろんな食品に砂糖は広く使われています。
そのため、だいたい最初に「じゃ何を食べればよい?」という壁にぶつかります。
ということで、砂糖を食べたくなった時に代わりになる食べ物をいくつか紹介します。
さつまいも
一番のオススメです。砂糖をやめるとやっぱり甘味が欲しくなります。
そんな時に罪悪感もなく食べられるのがさつまいもです。
甘みもあり満腹感も味わえて体にも良い、パーフェクトな食べ物です。
ちなみにオススメの食べ方は焼きいもです。
ナッツ(素焼き、無塩)
歯医者で勧められました。
意外と思われるかもしれませんが、噛んでいるとだんだん甘みがでてきます。
ナッツにもいろんな種類があり、例えばカシューナッツはとても甘みがあります。ぜひお試しを。
するめイカ
こちら甘みはあまりありませんが、気を紛らわすという意味では結構使えます。
満腹感というのは食事をしてから時間が少し経ってくるとともにより感じてきます。
咀嚼に時間が掛かるため、少ない量で満腹感を味わえる一品です。
果物
自然の甘みといったらフルーツです。
ビタミンも豊富でミネラルも多く含まれており、なんといっても自然のものでもちろん原材料は1つだけなので罪悪感もありません。
選ぶ際にも原材料を見る必要がなく、気持ち的にも楽です。
でもやっぱり完璧に断つのは難しいので
とはいえ、料理のレシピにも砂糖は多く載っていますし、糖分も必要な栄養素の一つではあります。
なので私の場合は、少しルールを緩くして「はちみつ・メープルシュガー・黒砂糖はOK」としています。
これでだいぶやりやすくなります。
また、外食では成分を全て管理することは無理なので「お店で食べる時はできる限り気にしない」というルールも追加しています。
このあたりは個人でやりやすいように変えて良いと思います。
ガチガチにしすぎてやめてしまうよりは、続けることが大事です。
こんな時は?
自分の中で、口にする食材のルールを決めていても、人からお菓子やジュースなど食べられないものをもらうこともありますよね。
その場合、仕方なく廃棄してしまうことになりますが、何も悪いことはしていないのにちょっと罪悪感を感じてしまいます。
そんな時はフードバンクに寄付するという方法もあります。
フードバンクについて詳しくはこちら。
まとめ
歯医者での検査をきっかけに菌の多さに愕然とし、シュガーフリー生活を6年間続けてみたところ、肌ツヤが良くなり、お通じの調子が改善され、体重管理が楽になりました。
砂糖なしはルールが簡単で、砂糖なし食品も多く満足感はキープできることにも気付きました。
でもやっぱり完璧に断つのが難しい時は、はちみつやメープルシュガーを代わりにできます。
また砂糖なし生活によりストレスを溜めてしまっては本末転倒なので、外食では気にしない等のルールを追加するなど臨機応変に対応することで、無理なく続けることができます。
今まで気にせず食べていたモノを少し意識して変えるだけで、理想の身体が手に入ります。
ぜひお試し下さい。
コメント